ウェブマーケティングで外部のパートナーに依頼する時のポイントと注意点

はじめに

ウェブ担当になったばかりで、初めて外部のパートナーにウェブサイトの制作や集客(デジタルマーケティング)を依頼したいと思っている方、多いと思います。

この記事では、外部の専門家であるパートナーと協力して、仕事で良い結果を出すための大切なポイントと、つまずきやすい落とし穴を、わかりやすくお伝えします。

専門家の力を借りることは、会社の時間や人手が足りない時に、効率よく仕事を進めるためのとても良い方法です。この記事を読んで、ただ仕事を依頼するだけでなく、会社をさらに成長させるためのヒントを見つけてください。

1. 外部のパートナーに頼む前に、まず何を整理すべきか

外部の人に仕事を頼む前に、まず、あなたの会社が何を目指していて、どんな問題があるのかを、とことん考えてみることが大切です。表面的な問題だけでなく、その奥にある本当の原因まで見つけ出すことが、パートナーとの良い関係を築くための第一歩です。

1-1. 会社の目標や課題を「なぜ?」と掘り下げてハッキリさせる

まずは、「何を達成したいか」を、ただの願望ではなく、具体的な目標として決めましょう。「ウェブサイトからの問い合わせを増やしたい」という目標も、「新規のお客さんを〇〇%増やして、会社の売上を〇〇円アップさせるため」というように、なぜそれをやりたいのかを考えると、より具体的になります。

同じように、今の問題も、「なぜその問題が起きているのか?」と、根本的な原因を調べてみましょう。「ウェブサイトにお客さんが来ない」という問題なら、

「お客さんの心に響く記事が足りないから?」
「検索エンジンで上位に表示されないから?」
「広告がうまくいってないから?」

というように、原因を一つひとつ考えていくと、パートナーに「こういうことで困っています」と正確に伝えられるようになります。これが、表面的な解決策ではなく、本当に効果のある解決策を求めるための土台になります。

1-2. どこまでを社内で、どこからを外部に任せるか見極める

目標達成に必要な仕事(例えば、記事を書いたり、広告を運用したり)をリストアップしたら、「何のために外部に頼むのか」を考えてみましょう。ただ「人手が足りないから」と全部任せるのではなく、「外部の専門家の力を借りるべき部分」と「自分たちでやるべき大切な部分」をハッキリさせることが重要です。

たとえば、お客さんのことを一番よく知っているのは、間違いなくあなたたちです。だから、

どんなお客さんに
どんな情報を
どんな風に伝えたいか

という「企画のアイデア」のような部分は、外部に丸投げするのではなく、あなたたちが中心になって考えるべきです。一方、専門的な知識や技術が必要な、

ウェブサイトの設計
広告の細かな設定

などは、プロであるパートナーに任せる方が、効率も効果も高くなります。この区別を間違えると、せっかくの協力関係がうまくいかず、自社のノウハウもたまらない、という事態になりかねません。

2. パートナーを選ぶ時にチェックすべき「本当の実力」と「相性」

パートナーを選ぶことは、単なる業者探しではありません。会社の成長を一緒に考えてくれる、心強い仲間を見つけるようなものです。見た目の情報だけでなく、その奥にある本物の力や、あなたの会社との相性を見極めましょう。

2-1. 得意分野と「具体的な成果」を詳しく聞く

パートナーが「〇〇が得意です」「〇〇の実績があります」と言っていても、それを鵜呑みにせず、具体的な話を聞いてみましょう。

「どんな会社が、どんなことで困っていたのか?」
「その会社のために、どんなことをして、どんな良い結果が出たのか?」

というプロセスや数字を詳しく尋ねることで、本当に実力があるかどうかが分かります。うまくいった話だけでなく、失敗した話や、そこから何を学んだかを聞いてみるのも良い方法です。そこには、パートナーの本当の解決能力や、誠実さが表れます。

2-2. 会社の「考え方」や「雰囲気」が合うか深く考える

専門的な力や実績も大切ですが、それと同じくらい、パートナーとの「考え方や雰囲気の相性」も重要です。仕事の進め方や、問題解決への考え方が、あなたの会社のやり方と合っているかを見極めましょう。

例えば、

決断は素早く進めたいのに、パートナーは時間をかけるタイプ
コミュニケーションの取り方が、メール主体でスムーズに進まない

といったことがあれば、プロジェクトがうまく進まない原因になります。パートナーの会社の考え方や、普段のコミュニケーションの様子を事前に知ることで、長期的にうまくやっていけるかどうかがわかります。

3. 仕事の進め方次第で、「成果の質」と「成長のスピード」が変わる

外部のパートナーに仕事を頼むことは、単に一部の業務を任せることではありません。新しい知識や視点を取り入れて、会社を成長させるための大切なチャンスです。依頼した後の仕事の進め方で、得られる成果の質や、会社の成長スピードは大きく変わります。

3-1. 仕事を「丸投げ」するのではなく、一緒に考える「共創」の姿勢を持つ

パートナーに仕事を任せるとき、「あとはよろしく!」と全てを丸投げしてしまうのはやめましょう。なぜなら、お客さんのことや、会社の事業の本当の強みは、パートナーではなく、あなたたちが一番よく知っているからです。

本当に良い結果を出すためには、パートナーと一緒になって、あれこれと知恵を出し合うことが必要です。あなたの会社の強みや、お客さんの課題を共有し、そこにパートナーの専門的な知識を組み合わせることで、一人では思いつかないような、新しいアイデアが生まれます。この「共創」のプロセスを通じて、あなた自身も新しい知識を学ぶことができ、会社の力も強くなります。

3-2. 定期的に進捗をチェックし、計画を柔軟に修正する

ウェブサイトの世界は、常に新しい技術や流行が生まれています。最初に決めた計画通りに進めるだけでなく、定期的に進捗をチェックし、状況に合わせて計画を柔軟に変えていくことが大切です。

進捗チェックでは、「目標は達成できているか?」だけでなく、「なぜその結果になったのか?」という原因を深く探ってみましょう。良い結果が出たならその理由をさらに伸ばし、問題があるなら、どうすれば解決できるかを一緒に考えます。常にパートナーと話し合い、状況に合わせた最適な行動を取ることが、成功への鍵となります。

4. パートナーとの協力を通じて、会社を成長させるポイント

パートナーと協力している期間は、ただ仕事を終わらせるだけでなく、あなたの会社が外部の知識を吸収し、自力で成長するための良い機会です。

4-1. 定期的な報告会で、ただ進捗を聞くだけでなく、深い議論をする

プロジェクトが進む中で、ただ「どれくらい進みましたか?」と進捗だけを聞くのではなく、「なぜそのやり方を選んだのですか?」といった、一歩踏み込んだ質問をしてみましょう。

たとえば、パートナーが提案した記事の内容について、「私たちのサービスを求めているお客さんの、本当の困りごとに、この内容はちゃんと応えられているかな?」と疑問を投げかけることで、パートナーもより質の高いアイデアを出してくれるかもしれません。うまくいかなかったことがあれば、隠さずに正直に話し合い、一緒に解決策を考えることが、信頼関係をより強くします。

4-2. 目標設定と、その「意味」をパートナーと共有する

プロジェクトを始める前に決めた「目標」(ウェブサイトへのアクセス数〇〇人など)は、単なる数字ではありません。それは、「この活動がうまくいっているか」を判断するための重要な基準です。

定期的な報告会では、この数字が示す「本当の意味」についてパートナーと話し合いましょう。「ウェブサイトへのアクセス数は増えたけど、どんな経路から来た人が多い?」「一番来てほしいお客さんが増えているかな?」といったように、数字を多角的に分析することで、表面だけでは見えない課題や、新しいチャンスが見つかります。

4-3. 担当者は、パートナーと会社の「つなぎ役」になる

外部パートナーに依頼するあなたは、ただの「連絡窓口」ではなく、パートナーの専門的な知識と、あなたの会社の状況をつなぎ合わせる「触媒」のような大切な役割を担います。

パートナーの提案やノウハウについて、積極的に質問し、その理由や背景を深く理解することで、あなた自身の知識やスキルが向上します。こうして、「学びながら成長していく」という姿勢を持つことが、パートナーとの協力から最大限の恩恵を受けるための鍵となります。

4-4. 自社でやる部分と、外部に任せる部分のバランスを考える

外部パートナーとの協力は、一時的に人手が足りないから、という理由だけではありません。会社のデジタルマーケティングの力を、長期的に強くしていくための戦略的なチャンスと捉えましょう。

パートナーから学んだことを少しずつ自社の業務に取り入れていくことで、コストを抑えられるだけでなく、会社の中にマーケティングの知識がたまっていきます。最初は全てを頼んでいても、将来的には自社でできることを増やしていく、というように、「外注」と「内製」のバランスを考えることが、会社を長期的に成長させるために重要です。

特に、中小企業にとって、お客さんとの信頼を築くための「ホワイトペーパー」(詳しい解説資料)は、専門家の力を借りてでも、早めに作っておくべき、とても大切な投資です。信頼の土台ができると、その後のあらゆるマーケティング活動が、よりスムーズに、より高い効果を発揮するようになります。

5. よくあるトラブルと、その「本当の原因」と「対策」

外部パートナーと協力する中で、「話がうまくかみ合わない」「期待した結果が出ない」といったトラブルが起きることがあります。こうしたトラブルの本当の原因と、それを防ぐための対策を知っておきましょう。

5-1. 期待していた結果と違うことによる「不満」

「もっと売上が上がると思っていたのに…」という不満は、プロジェクトを始める前に、目標や結果のイメージをはっきりと共有できていなかったことが原因で起こります。

これを防ぐためには、

「どのようなお客さんに」
「どんなメッセージを伝えて」
「どんな行動をしてもらい」
「結果として会社の売上にどう貢献するか」

といった、具体的なイメージをパートナーと共有し、お互いに「この目標で合っていますね」と確認し合うことがとても大切です。

5-2. 専門用語が原因で起こる「認識のずれ」

ウェブの世界には、SEOやコンバージョンといった難しい専門用語がたくさんあります。あなたとパートナーの間で、こうした言葉の意味や、その背景にある考え方にズレがあると、話がうまくかみ合わなくなってしまいます。

これを防ぐためには、わからない言葉があれば、遠慮せずに「それはどういう意味ですか?」と質問することが大切です。パートナー側も、難しい言葉を避け、誰にでもわかる簡単な言葉で説明する努力が必要です。

6. パートナーと「最強のチーム」を築くために

外部パートナーとの関係は、ただ仕事を任せるだけの一時的なものではなく、会社の成長を一緒に目指す「戦略的なチームメイト」のような関係です。

6-1. お互いの知識を尊重し、学び合う気持ちを持つ

パートナーに対して、「指示を出す人」ではなく、「お互いの知識を共有し、一緒に成長する仲間」という気持ちを持つことが重要です。パートナーの意見や提案を尊重し、積極的に話し合うことで、より良いアイデアが生まれる可能性が高まります。うまくいったことは一緒に喜び、失敗したことは一緒に原因を分析して、次に活かす。こうしてお互いを尊重し、刺激し合う関係が、長期的な成功につながります。

6-2. 長い目で見て、変化に柔軟に対応できる関係を築く

ウェブの世界は、予測できない速さでどんどん変わっています。パートナーとの関係も、短期的な成果に一喜一憂するのではなく、長い目で見て、変化の波を一緒に乗り越えられるような関係を目指しましょう。

市場の変化や、お客さんのニーズに合わせて、いつでも一緒に戦略を見直すことができるような、柔軟な協力関係を築くことで、あなたの会社は、これからもずっと成長し続けることができるでしょう。

7. コミュニケーションを円滑にするための「魔法の言葉」と「準備」

外部パートナーとの仕事が成功するかどうかは、いかにスムーズにコミュニケーションが取れるかにかかっています。お互いの認識のズレを防ぎ、信頼関係を築くための具体的な方法を紹介します。

7-1. 難しい専門用語は、どんどん「言い換え」をお願いする

パートナーから、「SEOの評価を上げるために、内部リンクの最適化と、metaタグの改善が必要ですね」と言われても、すぐに「はい、わかりました!」と答える必要はありません。もし意味が分からなければ、「もう少し簡単な言葉で言うと、どういうことですか?」と尋ねてみましょう。

「内部リンクの最適化」 → 「ウェブサイト内のページ同士を、分かりやすくつなげる作業です」
「metaタグの改善」 → 「検索結果に表示される、ウェブサイトの簡単な説明文を修正する作業です」

というように、あなたが理解できるまで丁寧に説明してもらうことが大切です。あなたが正直に「分かりません」と言うことで、パートナーも「この人には、もっと分かりやすく話そう」と意識してくれるようになり、結果として良い関係が築けます。

7-2. 質問はまとめて、事前に「見える化」しておく

打ち合わせの場で、あれもこれもと質問すると、話がまとまらず、限られた時間を無駄にしてしまうことがあります。そうならないように、質問したいことや確認したいことは、事前にメモしておきましょう。

「〇〇について、いくつか質問があります。まず一つ目は…」
「Aという施策の目的と、期待される効果について教えてください」

のように、質問をリスト化して、順序立てて聞くことで、スムーズに、そして効率的に情報を得ることができます。これは、相手への配慮にもつながります。

8. パートナーと「長く良い関係」を続けるために

一度きりの仕事ではなく、将来にわたって協力し合える「長く良い関係」を築くことは、あなたの会社にとって大きな財産になります。

8-1. 成果だけでなく、「パートナーの努力」もねぎらう

プロジェクトが成功したとき、「おかげで目標を達成できました。ありがとうございます!」と、感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう。成果が出なかったとしても、「今回は残念でしたが、この経験は次に活かせそうですね。一緒に頑張ってくれてありがとうございました」と、パートナーの努力をねぎらうことで、信頼関係はさらに強くなります。

良い関係は、お互いのリスペクト(尊重)から生まれます。感謝の気持ちを伝えることは、お互いに気持ちよく仕事をするための、とても大切な心遣いです。

8-2. 小さな「情報共有」が大きな信頼につながる

プロジェクトに関わること以外でも、会社のちょっとした変化(新しいサービスを始めた、社員が増えたなど)をパートナーに共有してみましょう。

「来月から新しいサービスが始まります。ウェブサイトでも、その情報発信を強化したいと考えています。」というように、日頃から会社の状況を伝えておくことで、パートナーはよりあなたの会社のことを深く理解し、より良い提案をしてくれるようになります。

まとめ

外部のパートナーに仕事を依頼することは、専門家と力を合わせ、会社の成長を加速させるための素晴らしい方法です。

この記事でご紹介したように、大切なのは、
依頼の前に、自分たちのことを深く知っておく
相手を「単なる業者」ではなく「一緒に成長する仲間」と考える
コミュニケーションを丁寧に行う

ことです。これらのポイントを押さえるだけで、あなたはきっと、信頼できるパートナーと出会い、より大きな成果を生み出すことができるでしょう。

ウェブサイトの運営は、時に一人では大変だと感じることもあるかもしれません。そんなとき、信頼できるパートナーがいることは、あなたの心強い味方になります。ぜひ、この記事を参考に、あなたにとって最高のパートナーを見つけてくださいね。何か他に知りたいことがあれば、また聞いてください。

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